【スキャムとは?】分散型科学(DeSci)の理解に必要な知識(11)

この記事は約9分で読めます。

【スキャム(Scam)とは?~web3の詐欺手法と対策~】分散型科学(DeSci)の理解に必要な知識(11)

この記事を書いた人
フール

元研究者で獣医師/博士(Ph.D.)/派遣社員の研究員や臨床獣医師を経験/研究職への復帰を考えているバイオブランク/学歴が「身分の指標」ではなく「職務能力・専門能力の指標」として機能することを願う者/DeSci(分散型科学)の勉強中

フールをフォローする

本記事の内容・スキャムとは?

・web3の詐欺手法

・今日から出来るスキャム対策

フールの登場

こんにちは.

元研究者のフールです.

最近は「分散型科学(DeSci)の理解に必要な知識」というテーマでキーワードのまとめ記事を書いています.

前回のGameFiに関する記事はコチラをご覧ください.

本記事では,スキャムについてまとめていきますね!

スキャムとは詐欺のことで,web3には色々な詐欺の危険が潜んでいます.

web3の世界は全てが自己責任なので,スキャムの特徴を知り,セキュリティ対策を実施しましょう.

なお,分散型科学(DeSci)についてまとめた記事もありますので,お時間のある時に合わせてご覧ください.

スポンサーリンク

スキャム(Scam)とは?

スキャム(Scam)とは詐欺のことです.

正式な手続きだと思って何となく操作していたら,実は騙されていて,ウォレットの暗号資産やトークンが盗まれちゃった…

こういうことが誰にでも起こり得るのがweb3の怖いところですね.

先ずは,web3での詐欺手口を知っておきましょう!

web3の詐欺手法

web3の詐欺手法は色々あるけれど,次の3つが特に有名です.

  • フィッシング
  • 公式を装ったDM
  • ラグプル

フィッシング(Phising)

フィッシングメールという言葉があるので,想像がつく人もいるかもしれません.

主な手法は,SNSを通じた詐欺サイトへの誘導です.

最近多いのは,SNSの公式やKOLのアカウントにリプライする手法かな.

本物になりすました詐欺師が,本物の投稿にリプライして,詳細情報がツリー展開しているように見せかけています.

実は,そこに偽サイトへのリンクが書かれているパターン…

アカウントが本物そっくりだから,ユーザーも本物だと勘違いして騙されてしまうんですね.

公式を装ったDM

Discord(ディスコード)の記事でDMはOFFと説明しました.

Discordに限らず,公式や親切な人を装ったDM詐欺も多いですね.

web3には,公式を語った各種キャンペーンの当選連絡新規参入者に寄り添ったフリをする輩がたくさんいます.

手続きと称して詐欺サイトに誘導したり,リカバリーフレーズの提出を求めてくるので,気をつけてください!

ラグプル(Rug Pull)

ラグプルとは,ユーザーから集めた資金をプロジェクト運営が持ち逃げする詐欺です.

例えば…

NFT販売後にプロジェクトを放棄し,売上金を持ち逃げするとか…

トークンの価格を釣り上げ,高値になった瞬間に全部売って逃げたり…

手法は様々ですが,運営がユーザーを裏切って消えてしまう点が共通しています.

これは運営のプレゼン資料を鵜呑みにしてしまう人が騙されるパターンです.

魅力的なことがたくさん書かれていますが,「本当に実現可能なのか?」と冷静に考えることが大切ですね.

今日から出来るスキャム対策

最後に,今日から出来るスキャム対策を3つお伝えします.

  1. Wallet接続時に要確認
  2. フレンド申請→DMに警戒
  3. 運営の信憑性をチェック

なお,「これで大丈夫!」と安心できるものではありませんので,その点はご注意ください.

Wallet接続時に要確認

プロジェクトに参加する場合,公式ページでWalletをつなげます.

でも,その公式ページが偽物という事例もあるので,接続前に「本当に公式サイトか?」と疑いましょう!

詳細は各プロジェクトの紹介記事で触れますが,Wallet接続時の要求事項はちゃんと確認しましょうね.

フレンド申請→DMに警戒

時々,突然のフレンド申請があります.

サーバーでも関わったことのない人なら警戒すると思いますが…

プロジェクトのモデレーターやKOLなどを名乗ったアカウントならどうでしょうか?

「もしかして,私だけに特別な案内とか?」って思っちゃうあなたは要注意です!

それでフレンド申請を許可してしまうと,怪しいDMが届くように…

何か特別な連絡がある場合でも,まず公式サーバー内のチャットでメンションされるのが基本です.

そこで,「DMを送りますので,ご確認ください」みたいな連絡があるので,そういう一報が無い場合は全部無視しましょう!

運営の信憑性をチェック

プロジェクト運営メンバーの素性や経歴,出資の有無を調べましょう!

匿名でやってる場合もあるので,「顔出し≠信頼」ですよ.

公式HPやホワイトペーパーに記載された情報を確認することが大切ですね.

  • どのような事業やプロジェクトをこれまでにやってきた?
  • 大手ベンチャーキャピタル(VC)から出資はある?

実績がない運営者やVCから出資を受けていないプロジェクトは警戒しましょう.

より詳細な対策は,各プロジェクトの紹介で書きますね!

参考資料の紹介

デジタルテクノロジー図鑑-単行本(ソフトカバー)


デジタルテクノロジー図鑑-Kindle版

コメント ~リクエストでも良いですよ~

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました