派遣社員の研究員に向いている人【正社員には向かない人の特徴】

正社員に向かない人
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派遣社員の研究員に向いている人【正社員には向かない人の特徴】

こんにちは.

博士号を取得後,派遣社員として基礎研究に従事しているフールです.

最近,周囲の方から以下のようなことを聞かれます(言われます).

・どうして派遣なの?
・生活は不安ではないの?
・正社員は目指さなかったの?
・君の能力で派遣は勿体ない.ちゃんと就活して正社員を目指しなさい.

お褒めの言葉もあり,とても嬉しかったです!

ありがとうございました!

ただ,お気づきの方も多いと思いますが,私は正社員にはなれません(笑).

正確には,「私のような人は,正社員よりも派遣社員の方が向いていると思う」ですね.

でも,「私のような人」と一括りにするのは良くないですね.

具体的にどのような人が研究職派遣に向いているのでしょうか?

本記事では,「こういう人は研究職派遣に向いている」と思う人の特徴についてまとめました.

こういう人は研究職派遣の方が良い

私が「こういう人は研究職派遣の方が合っている」と感じる特徴は,以下の通りです.

・書類作成が嫌い
・研究職以外の職種には興味がない
・できる限り自分で実験を進めたい
・働く動機が「〇〇したいから」ではなく「面白いから」
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書類作成が嫌い

正社員は,研究計画の稟議書・会議の議事録の作成・出張報告書の作成・セミナーの課題提出・業務月誌の作成など,本業とは関係ない内容も含めた書類仕事が山ほどあります.

溜息がでてきますね(笑).

研究職派遣の私が行う書類仕事は,実験ノートの作成くらいです.

それ以外の書類仕事はありません.

稟議書作成に興味はあるけど…

研究計画の稟議書作成は,「やってみたいな~♪」と思うことがあります.

やはりテーマの選定からできることは面白いと思うので.

でも,それだけのために正社員になろうとは思いません(笑).

研究職以外の職種には興味がない

海外の働き方とは異なり,日本の正社員の働き方には職種変更を伴う「異動」があります.

採用されるときは研究の部署に配属されても,数年後には製造・人事・広報・知財・営業など他の部署に移る(強制異動させられる?)ことがあります.

特別な理由が無い限り会社の意向に従うのが日本だと思います.

「私は研究しかやりたくない」と駄々をこねても無駄ですね.

また,普通の人は,家族の問題(子供,介護など)ローンの問題もあるでしょう.

家族や家計を人質にとられたら従うしかありませんよね(笑).

研究職派遣では,職種変更を伴う異動はありません

派遣会社に依頼するのは,企業の本部ではなく研究を担当する部署です.

他部署から依頼があれば別でしょうが,縦割り社会の日本では,そのようなことは稀でしょう.

そもそも他部署から依頼がある場合は,就業条件明示書にもその旨が書かれていると思います.

できる限り自分で実験を進めたい

予備実験から評価系の立ち上げ,サンプルの測定,データ解析・考察など一連の流れをできる限り自分の手で行いたいと考える人はいませんか?

私もその1人です.

「自分でやらないと結果が信用できない」と思うこともあります.

そして,正社員は「自分の手で実験を進める」ことは難しいです.

なぜなら,正社員には「実験以外の仕事」もあるからです.

会議・書類作成・厚生委員としてイベント企画・安全点検・後進の指導などなど.

正社員には「実験以外の仕事」が山ほどあります.

「実験以外の仕事」を派遣社員にお願いすることはできません(就業条件明示書に書かれていない仕事は,契約違反になるので)

よって,実験業務は必然的に派遣社員にまわってきます

派遣先や派遣社員のレベルにもよりますが,実験環境にどっぷりと浸かることができます!

働く動機が「〇〇したいから」ではなく「面白いから」

企業は「研究をするところ」ではなく「モノをつくるところ」だと聞いたことがあります.

研究成果を商品化につなげたい人は,正社員になった方が良いでしょう.

研究職派遣の私はどうかというと…「研究成果を商品化して世の中に還元したい」という想いが全くないわけではありません.

しかし,私にとってそれは,働く動機にはなりませんでした.

私が研究職で働く理由は,シンプルです.

「面白い」から

要は,自己満足ですね(笑).

具体的に「〇〇したい」という動機が無い人は,研究職派遣が向いていると思います.

人のためになる仕事?

時々,人のためになる仕事がしたいとか「人のためになる研究をしたい」って人に出会います.

 

うーん

正直,私にはその言葉の意味がわかりません.

その理由は,以下の通りです.

  • 仕事として成立している時点で,すでに「誰かの為」だから.
  • 何が「人のため」で,何が「人のためではない」かという定義を,私が見つけられていないから.

ボランティアや慈善事業で「仕事」という言葉が比喩なら,人のためになる仕事がしたい」は分かる気がします.

でも,「仕事」は違うと思います.

必要としている人がいて,その人に必要な物を提供する.

その対価が賃金であると私は思っているので,「仕事」として成立している以上,すでに「『それを必要としている人』のためになってるじゃん」と思います.

「『それを必要としている人』は誰?」と具体的に聞かれると困りますが…

今の私の場合は,派遣先企業ですかね?

そもそも「人のため」って何?

また,そもそも「人のため」とは何ぞや?という疑問があります(笑).

具体的な「誰か」をイメージできる場合は簡単かもしれませんが,そうでない場合は難しいですよね!

私は「元」研究者ですが,やっぱり定義は大事だと思います.

何が「人のため」で,何が「人のためではない」の定義を共有した者同士なければ,この類の会話・議論は成立しないでしょうね(笑).

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以上,私が感じた「研究職派遣に合っている人」の特徴でした.

雑な言い方にはなりますが,まとめると以下のような比較ができるのではないでしょうか.

・正社員は「やりたくない仕事」が有るので,給料は高くてと比較的安定
・派遣社員は「やりたくない仕事」が無いので,給料は低く不安定

最後までお付き合いいただきありがとうございました.

次回もよろしくお願いいたします.

2020年7月15日 フール